教会を見つける

いざ、教会をたずねるとなると、不安を覚える方もおられると思います。実際、スタイルもカルチャーも異なるいろいろな教会があるので、そのように感じるのも当然です。教会の集まりに何度か参加して、教会の方たちと話しをすることで、なんとなく感じ取れることも多くあると思います。あなたの教会を見つける上で、判断の助けとなるポイントを、いくつかあげてみました。参考になれば幸いです。

メンバーの自由な意思や判断が尊重されていること
教会の集まりに継続して参加する際に、あるいはメンバーになる際に、教会の考えに同意したうえで、自分の自由な意思や判断を尊重してくれる教会であれば安心できると思います。関係が築かれた後も、教会の活動にどれだけコミットするかは、その人の自由な判断にゆだねられるべきです。何らかの理由で、その教会から離れる決断をした場合も同じです。祝福して送り出してくれる教会なら安心です。

情報がオープンであること
どんなグループにも言えることですが、教会の実情は、外から見えにくい面があります。教会が外部に発信している情報が、ある程度正確に実情を伝えているなら安心です。所属する教会を決める前に、何度か複数の教会の集まりに参加してみることをお勧めします。自分たちの考え方や活動を明確に外部に伝えているかどうかも判断の材料になると思います。

他の教会やグループとの積極的な交流があること
オープンな教会であるなら、価値観の近い他の教会やグループとの交流があるはずです。特定の教団に所属しているかだけでは、判断の助けにならない場合があります。リーダーが孤立している教会は教会自体が孤立してしまいます。賢明なリーダーであるなら、積極的に他の教会のリーダーたちとの関係を築いているはずです。

聖書の教えに忠実であること
聖書の解釈や神学的理解の違いから、教会間に対立が見られる場合もありますが、多くの場合は、違いを認めてお互いに受け入れ合っています。そのことを踏まえて、教会が、土台となる基本的な教理に立って、聖書全体から学んでいるのであれば、間違った教えや極端な教えを予防する下地があると考えてよいでしょう。教会がメッセージを公開しているのであれば、健全な教えがなされているかの判断の材料になると思います。

自分に合ったカルチャーであること
教会によってカルチャーや礼拝のスタイル、強調している教えは異なります。教会のあり方は、その教会の歴史や所属しているグループ、またリーダーの考え方が大きく影響します。讃美歌を歌い、伝統的なスタイルで礼拝している教会もあれば、コンテンポラリーなワーシップソングを歌って、カジュアルなスタイルで礼拝している教会もあります。会堂での礼拝を重んじている教会もあれば、少人数で家やカフェなどで集まっている教会もあります。教会のカルチャーに触れることも自分が落ち着ける教会を見つける手掛かりになります。

信頼関係と透明性を保っていること
教会が外部の信頼できるアドバイザー/アドバイザリーグループを持っているかどうかも、教会の健全性を計る材料になると思います。教会の実情を信頼できる外部のリーダーと共有することは、地域教会が健全性を保つうえでの指標となります。

すべての教会は未完成
教会は神の家族とともにキリストから学び続ける共同体(コミュニティー)と考えることができます。ある意味生涯学習の場である教会に所属することは大きな決断であることに変わりありません。クリスチャンであるとは言え、欠けがあり、未完成の人々が集まっているのが教会です。そこに集まっている人の分だけ、教会もなんらかの弱さや傷を抱えているのが現実です。その未完成な教会につながる未完成な人々とともに、キリストから学びたいという思えるなら、そこがあなたの教会となるかもしれません。

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